ウィキマニア2008、参加者まだまだ受付中

7月にアレクサンドリア(エジプト)で開催されるウィキメディア国際カンファレンス・ウィキマニア2008 (http://wikimania2008.wikimedia.org)。早期割引期間は終わりましたが、引き続きオンライン予約が可能です。宿泊込み。高校の寮で一泊6米ドルから、四つ星ホテルメトロポール*1の一泊60米ドルまで、お宿は3グレードから選べます。いまならまだ航空券も取れますよ。世界のウィキメディア*2と議論し、交流し、エジプトを愉しみましょう。

大会後、出席者有志で一緒にエジプト観光しようよという話もでていますので、興味のある方はお早目の参加表明がお勧めです。飛行機の都合もあるし、あまりぎりぎりじゃないほうがいいみたいな。

*1:ここは19Cに当時のエジプト王が建てた建物なんだとか

*2:ウィキメディア運動参加者をこう呼ぶ。百科事典サイト・ウィキペディアが有名、かな。

すごいや Expedia

そのウィキマニア2008に発表応募したこともあり、アレクサンドリアまで行く算段をする必要がある。ところがこれが席がない。当初はKIX-ALEのカタール航空9万円*1を狙っていたのですが、席がないし、その上はいきなりルフトハンザ22万円です*2。ただしこれすべてサーチャージ載せる前の本体価格。なので実際の値段は+3万から5万上がる。

というわけでカタール航空に執着していた私ですが、とにかく席がない。HISの人の説明によると、ここに限らずエジプト便はどの航空会社も団体優先で席が決まるので個人客はつらいんだとか。ルフトハンザやKLMもあるんですが、この辺下手すると30万のほうが近い。手が出ないなと思いつつそれ以前に席がない、これは現地に原稿だけ送って共同発表者*3に読み上げてもらうしかないのではないか、と思ったら共同発表者も飛行機予約が取れないです、どうしよ、とかいう。もう八方塞がりで暗くなっておりました。

というわけで出発日が迫り、ドルもいつのまにか反転して円安傾向になり、原油は天井知らず、発表はアクセプトされたけど誰がそれを読むの? で、どんどん増える悪条件にぐるぐるしておりましたところ、昨日のエントリ注釈で申しましたように席が確保できました。ありがたいことです。偶然に http://expedia.co.jp というサイトを知り*4KIX発のエジプト便を探すと、シンガポール航空131、000円*5という驚異的に安いチケットがあるではありませんか! これどんだけ安いかというと、本家英語版の expedia.com で一番安いチケットが QL の 2190 USD、KML の 2110 USD だったという。2/3の値段。もちろん喜んでただちに予約しました。そして共同発表者も無事席が確保できたそうです。めでたい、めでたい。ありがとうございます。

とはいえそれでも自分の収入に見合った出費かというと疑問で、決済日までに資金を捻出すべく、しばらくお豆腐の日々が続く模様。すでに財団からも発表者枠の渡航支援があり大部分の旅費はカバーされているのだが旅費の全額ではなく、依然「渡航支援 fund drive」とかお願いしたい気分ではある。というわけで、おひねりはてなポイントを送ってくださる方は https://www.hatena.ne.jp/sendpoint で Britty までお寄せいただければ幸いです m m(ぉぃ

*1:HISにて。

*2:エミレーツも飛んでるはずなんですが、HISではなぜか扱いをやめてました。もっともエミレーツも20万円台なので、あまり変わりがない。

*3:仏領ギアナの人。カイエンヌ。アリアンロケットの打ち上げ場があり「宇宙は近いんだけど地球のほかの場所は遠いの……」といっておった。

*4:ここ、名前は expedia ですが実際には別のサイトにリダイレクトされます。フランチャイズなのかな?

*5:サーチャージ、空港使用料込み。

朝日記事 6月11日 チベットの憤り脈々

〈民族の相克:中〉チベットの憤り脈々

中国についての連載記事「民族の相克」の中編。上編は6月5日付け

中国共産党チベットおよびウイグル東トルキスタン)支配について。朝日がこういうことを書くのはやや珍しく、取り上げたこと自体は評価したい。

ただし内容にはまだ不満がある。たとえば、文中の「チベット族暴徒」については中国側の主張だけをそのまま紹介している嫌いを感じる。これには、チベット族を装った漢族の共産党関係者が略奪行為を働いたという証言もあるので、両方を紹介するのが中立な報道というものではないだろうか。最もこの辺は虚実皮膜であって、そう簡単に真偽がいえるものでもないのだろうが。また現在の中国の民族区分で「回族」というのはイスラム教に改宗している漢族のことであり、民族集団というわけではないという指摘を読んだこともある。もっともその指摘自体は根拠となる文献を示していないので、これも括弧いれして聞いたほうがいいのかもしれない。