「おたく」といふもの

久々に「へんなもの」を見た。いま見たら ignore からも消えていた。処理早い。クオリティには気をつけているということか。そういえば「シュワちゃん」はどうなったのだろう。

プロファイルの設定を確認した。なんだか Canter & Seagel を思い出した。これからは approval も気をつけて出したほうがよいだろう。知り合いでもない人に招待状を出す人もいるようだから。

なお、jail入り中出来る操作は

  • approve a frined
  • approve a testimonial
  • read a message

なので村八分というのはある意味当たっている。が bogus 疑惑のある人間が勝手に approve 出したらどうなるんだろう。invitation 出せなくしている意味が薄い気がする。

スノッブなコミュニティ」という形容は妥当しているのか、いないのか。むしろ orkut は、オルテガ=イ=ガーゼのいう「大衆」のコミュニティだろう。コミュニティ外に対して(blogなどで)帰属を明らかにする成員がいる時点で、orkut は「上流社会」ではありえない。というより、アメリカ発祥というだけではなく、orkut の隅々に行き渡る USENET 的、Berkeley 的、あるいは MIT系 hacker 文化がみなアメリ大衆社会の産物だということ自体、orkut大衆社会であることを示唆している。これは Wikipedia にも妥当するだろう。
スノッブ」を「大衆であることを自認できない大衆」と定義すると、大半の orkut user にはこの意識はあるように見える。その点でスノッブだという気はしない。定義を知的エリートでかつ大衆であることとすれば、スノッブだらけだが、これは大衆社会全体が高学歴化していく以上、当然の帰結だろう。排他意識をうんぬんするとしても、個人情報を開示する場(交友関係は究極に私的な情報だ)に、誰も身分の保証が出来ない人間が入ってくることを避けたいという欲求は、健全な自己保全の欲求の範疇に入っているように思う。それをスノッブという人には、ではあなたは自分の個人情報を、端的に不特定多数に開示できるのか、またすべての人間がそうしなければいけない理由はどこに淵源するのかと問いたい。
なお知的エリートと大衆であることは背離しないから、だめだめな投稿をして喜んでいるユーザが、有名な研究者であることはままある。「しかし orkut の投稿者の滅び方は激しいな。そうだ、fnordや聖なる Ni! の騎士団があるんだから、絶対に devilsbunny もあるよな。探してみよ。