文献リスト

お目当ての本*1以外にせっかくいくんだから、面白そうなものはないかと思って、所蔵リストを眺めてみると、面白そうなものがいくつか。でも違う講座の本だなぁ。。

  • Dufour, D-R. Lacan et le miroir sophianique de Boehme, 1998
    • 「鏡」のモデルは存在者同士の関係をさらには神と被造世界の関係を把握する際、ベーメにとって確かに重要な概念なので*2、そこを全面的に取り出して展開するのだとすると、ちょと読んでみたいかな。だがフランス語なんだよなあ……
  • Roos, Jac. P. H. Heitz, Aspects Litteraires du Mysticisme Philosophique et l'influence de Boehme et de Swedenborg au Debut du romantisme: William Brake, Novalis ...
    • これもフランス語。ベーメのそれも文学への影響、というのは実は私はよく知らない。挙げられている人名はむしろスウェーデンボルグがらみの気がするが気のせいだろうか。どちらにせよいま読まなくてもいい本という感じ。もちろん、そういうことは手にとって判断するのが一番いいのだが。と思ったら、Novalis は Boehme を読んでいるらしい。ふーむ。まあいずれにせよ、今後の楽しみに。

*1:かなり古い本。なのでその辺では手に入らない。地元にもない。ふと気が付いて探してみたら母校にはあることが分かった。灯台もと暗しとはこのことか。

*2:存在と認識の双方において。ここにはおそらく「私たちは現在鏡に映すようにしてみているが」というパウロの言葉の残響がある。