MOMA

北米ツアー実質最終日は、ニューヨーク。ニューアークで他の参加者と別れて、ひとり列車で街に入る。

当初予定では朝さくさくNYC入りして一日MoMAの予定だったが、そうもいかず。荷物をホテルにいれてから、MoMAについたらもう正午過ぎ。土地鑑のないところは、やっぱいかん。

MoMAは最近分館などもあって、全部回るのは1日でもきつい。なので本館だけ。いくつかの作品は日本でもみたことがあるのだが、なんかあまり混んでなくてよかった。デザイン分館にはさくっと寄りたかったのだがチケットをどこにやったかわからず、もう閉館30分前だったこともあり、ミュージアムショップで時間をつぶして、散歩して帰った。

以下、実物がとくに嬉しい作品:

  • ゴッホ『星月夜』 手がわかります。あと色がきれい。あの色は図版では出てない。
  • ピカソアヴィニョンの娘たち』 サイズが微妙。あれは実物みないと。あと色。
  • マレーヴィチ『白の上の白』 案外汚いです。ということは手がとても見えるということで、実物をみにいく価値のある作品。これだけでも。
  • マティス『ダンス』 もともと階段にかける意図で発注された作品で、なので階段をつくってそこをギャラリーにして、絵をかけてある。こちらの視点が動きながら観ることを意図した絵だということがよくわかる美術館側の description もよかったです。そして、やはりあの深い青は図版ではでないなと、思った。
  • ニューマン『英雄的で崇高な人』 前でのてのてしているといい感じです。これとポロックは元気でる絵だといつも思う。ロスコは逆に、ちょっといたい。
  • ポロック『五尋の海』 ある種のコラージュなので、生でみないとつまらないです。筆の動きと色の重なりの微妙な効果は、実物でないとわかりづらいと思った。

おととい、話に出たティンゲリーを観るのを期待していたのですが、常設には出ていませんでした。残念。

散歩は、国連ビル、グランドセントラル駅、それから5番街をのてのてと上がって43番地まで。エンパイアステートビルって、近くからだとあまりきれいにはみえないな/遠距離からみてるとあまり意識しないのですが、アールデコな建築なのね実は。まちをあるくとそこかしこにアールデコの建物があって、1920年代に大規模に整備されたということを強く意識させられました。駆け足の印象ですが、モダンデザインが好きな人にはいて見飽きない街かもしれない。

夕方どこかで温度計をみると、32度とかで、暑く感じるもむべなるかな。でもホテルの空調15度セットはうそだろうとおもうので、25度にして、ねた。