Top ten girl geeks - Crave at CNET.co.uk

id:yomoyomo さんのところから
http://d.hatena.ne.jp/yomoyomo/20061127/geekgirls
Geek というのは……理系ヲタ、というのも違うし。訳しにくい。
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1. エイダ・ラブレス
2. ワレンチナ・テレシコワ
3. グレース・ホッパー(id:yomoyomo さん注: COBOLの開発者、「バグ」の発明者)
4. ダリル・ハンナ
5. ロザリンド・フランクリンid:yomoyomo さん注:DNA、ウィルスの化学構造の解明)
6. メアリー・シェリ
7. リサ・シンプソン
8. マリ・キュリー
9. Aleks Krotoski
10. パリス・ヒルトン

メアリー・ウォルストンクラフト=ゴドウィン=シェリーの6位に、ううむと思う。例の小説のイメージもそうなんだが、確かにあの時代、物それもゴシック小説を書くということ自体が、極めて趣味的でかついっちゃった感のある行為であり、まあ趣味で学問やったり科学したり考古学してたりした人は彼女に限らないのだけれど、でもたしかに Mary Wollstonecraft Godwin Shelley は突出して弾けてる気がする。彼女が特に自然科学に関心のある人だったかというとそうではないと思うのだが、両親ともに社会改良運動家という素地が、なにか反映しているのだろうか。確かにたんなるディレッタントとはいいがたい異質なところが彼女にはあるように改めていわれてみて思う*1

対してわがドイツ圏にも、カロリーネとかドロテア・ファイトとか、いるっちゃいろいろいるわけですが、彼女たちはあまり geek という感じがしない。体制順応した文学少女は、geek には入らない、ということなのかな。カロリーネとメアリーの違いということについて、ちょっと考えさせられます。

*1:で、説明には「狂っちゃった geek の元型的造形をした」とあるが、現実の彼女の周囲のほうがよっぽど、というのは個人的感想。