ビルマと中国・被災地にて

ミャンマーのサイクロン・四川チベットや東北の地震と大規模な自然災害が続いているのですが、それぞれまだ復旧活動が必要な状況。東北はともかく――昨日まで行方不明者捜索にあたっておられた自衛隊のみなさまお疲れ様でございます――あとの二つは、被災状況も正確に伝えられていない。もっとも四川チベット地震については1月以上経つ今も行方不明者1万人を超えるといい、情報を隠す伝えるという以前に中国政府も実情を把握できていないのではないかとも思われる。ミャンマーと中国、それぞれで活動してこられたNGOのかたのインタビューをみつけた。

中国・四川大地震の被災地で活動した日本の国際緊急援助隊医療チーム副団長、小倉健一郎さん=神戸市=と、ミャンマーのサイクロン被害を視察したNPO法人・災害人道医療支援会(HuMA)理事長の鵜飼卓さん=西宮市=の医師2人に引き続き、阪神大震災の経験を生かした海外での災害支援の課題について語ってもらった。

四川大地震・ミャンマーサイクロン:支援医師対談/下 /兵庫 - 毎日新聞、2008年6月12日、神戸版  

しかし、ビルマミャンマー)の情報は少ないね。「海外NGOやメディアの被災地への立ち入りを厳しく制限」している(鵜飼さん、同上)という事情はあるにしても。というのを書いていたら、さきほど当局から発表があったようだ。

 ミャンマー軍事政権のチョートゥ副外相は24日、5月初めに同国を直撃したサイクロン「ナルギス」で確認された死者数が8万4537人になったと発表した。同月16日の前回発表から約6800人増えた。行方不明者数は5万3836人で、前回より約2000人減った。【バンコク

NEWS25時:ミャンマー ナルギス死者8万人超 - 毎日新聞、6月26日、東京朝刊

アウン・サン・スー・チーは63歳になったそうである。ビルマ自由化を訴える米国の団体から、これを記念して63ドルの寄付の呼びかけが来ていた*1。同じような象徴的な人物のいる運動や、団体の○周年なんかに使える手法かも。

*1:もちろん630ドル、6300ドルなどのほうがよいらしいが、63ドルだって大概寄付としては高額だよねえ。