祭だわしょーい 2

おまつりおまつりうれしいな。今日は生神女就寝祭(ユリウス暦8月15日)、世俗の用がありましたので教会にはいけませんでしたが、夕暮れの薄明るい青空をみていると、ハリストスの腕に抱かれて幼子の姿をした生神女マリヤの魂が天に上って行くさまが思い浮かんで、晴れやかな寂しさと静かな歓びを感じました。もう地上にはマリヤさまはいないんだなーっていつだよそれは1世紀の話だろと自分でつっこみつつ、何とはなしにそのとき集ったという弟子たちの気持ちが想像されて、いままでに自分の人生で見送った、すでに眠りし友人知人親戚そして亡夫のことが思い起こされ、そして身体の復活の希望を改めて思います。

復活祭なんかは、ただただ嬉しさ大爆発なんだけども、この生神女就寝祭や升天祭では、私は、嬉しいなかにも少し寂しさを感じます。「お別れ」ということが一方のテーマだからかもしれない。もちろん、それは、天の国の希望、復活と再会の希望に、分かちがたく結びついているのですが。

生神女よ、爾は産む時童貞を守れり、寝る時世界を遺さざりき。爾は生命の母として生命に移れり、爾の祈祷を以て我等の霊を死より脱れしめ給ふ。 

生神女就寝祭のトロパリ - イコンの在る世界