お知らせ: 「ウィキペディアの歩き方」第1回ウィキペディア・アカデミー/第14回テックカフェ

6月5日(日)に神戸・三宮でウィキペディアについてお話します。以下詳細。

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 関西ウィキメディアユーザ会・第1回ウィキペディアアカデミー
 ひょうごんテック・第14回テックカフェ

 「ウィキペディアの歩き方」 2011/6/5(日) 開催のお知らせ

フリー百科事典ウィキペディア http://wikipedia.org をご存知でしょうか?
誰でも投稿でき、配布のための一定の条件(ライセンス)を守ることで、使途に関わりなく自由に再利用できます。

今回、関西ウィキメディアユーザ会とひょうごんテックのコラボ企画で、『ウィキペディアの歩き方』を開催します!

ウィキペディアは便利なウェブサイトですが、投稿する上でも、記事を利用する上でも、注意すべきことが色々とあります。

今回の『ウィキペディアの歩き方』では、自分の団体や会社などの関係者が投稿・利用することを前提に、ウィキペディア日本語版についてご案内をしていきます。

フリーディスカッションの時間もありますので、日頃の疑問などもどうぞお寄せください。みなさまのご参加をお待ちしています。


○スピーカー:
 まっきい@村上さん(関西ウィキメディアユーザ会)
 木津尚子さん(関西ウィキメディアユーザ会、ひょうごんテック世話人

○日時: 2011年 6月 5日 (日)
 13:30〜16:45 (13:15 受付開始)

○場所:神戸市勤労会館 講習室409
 http://www.kobe-kinrou.jp/shisetsu/kinroukaikan/
 市営地下鉄・JR・阪急・阪神ポートライナー
 各三宮駅から東へ徒歩10分

○参加費: 500円

○申込み: 定員 20名(先着順)
 以下の受付アドレスよりお申し込みください。
 http://cotocoto.jp/event/45857
 メールでのお申し込みは tech at tcc117 dot org まで。
 ※当日の飛び入りも歓迎いたしますが、座席の都合上、なるべく事前に参加の申し込みをお願いします。

○主催:
 関西ウィキメディアユーザ会 ( http://kansai.wikimedia.jp/ )
 ひょうごんテック ( http://tcc117.org/hyogontech/ )

※開催内容に関するお問い合わせやご質問は、
   tech at tcc117 dot org までお願いします。

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<関西ウィキメディアユーザ会>
関西ウィキメディアユーザ会は、ウィキメディア・プロジェクトおよび関連する諸活動(ウィキメディア・ムーブメント)についての情報提供と普及活動を行うとともに、プロジェクト参加者相互および外部との交流や情報交換の促進を目指す任意団体です。
月一回ペースで関西ウィキメディア勉強会を開催しています。
詳しくは、Webサイトをご覧下さい。

<ひょうごんテック>
ひょうごんテックはオープンソースなどを活用して、NPOや市民活動団体の活動を支援する団体です。隔月(偶数月)に、ITについての茶話会「テックカフェ」を開催しており、次回の開催予定は8月の予定です。
詳細が決まり次第、ひょうごんテックWebサイトなどでお知らせします。
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WikimediaウィキメディアWikipediaウィキペディアは米国ウィキメディア財団(Wikimedia Foundation, Inc.)の登録商標です。
関西ウィキメディアユーザ会は、ウィキメディア・プロジェクト参加者有志の自主的な集まりであり、米国ウィキメディア財団並びにウィキメディア・プロジェクトと直接の法的関係を持ちません。ウィキメディア・プロジェクトへのご連絡は、直接それぞれのウェブサイトへお願いします

去年の人、今年の花

冬が長かった分、今年の春はあっという間に来て、あっという間に去っていった。桜が咲くたびに、彼といった花見のことを思い出して、なきたくなる。とりわけ実際にいつか二人でいった場所の景色をみると、涙があふれてくる。

それだから4月開催となった今年のOSC神戸へ出るために、4月半ばの阪急神戸線へ乗り、思い出すのは二人で乗った・開通したばかりの95年4月1日の神戸線やあるいは友人たちといった夙川公園の花見、もうだいぶ桜も散ってきた六甲の山並みに、二人で結婚一周年の記念に行ったことを思い出し、電車のなかで幾度も涙が出た。

3月11日の地震のあと、震災関連の報道はしばらくほとんど見なかった。わたしたちが結婚したのは95年の阪神大震災の直後で、それぞれ住んでいた場所はさして影響を受けなかったとはいえ、友人知人にいろいろ被災した人はいて、だから阪神の震災を受け、またそこから復興していく街の記憶は、これから二人で生きていくのだと無邪気に思っていた時期の個人的記憶と私のなかではないまぜになっている。あるいは今度の震災でご家族を突然に亡くされた方の話をきけば、自分が彼を失った時期の記憶がいろいろとよみがえってくる。そういう個人的なものに、十数年を経てもたびたび圧倒されて、だからいままでそれを表にはようは出せなかった。

わたしでさえそうなのだから、まして阪神大震災の被害をより直接に受けた方、とりわけご家族をなくされた方は、どれほどつらい思いを折々にしているかと思う。阪神大震災は昨年が15周年だったので、TVでは記念番組など制作され、そのなかで10年たっても忘れるものではないといっておられた震災寡婦の方のことばが記憶に残っている。

そうなのだ。10年くらいで近しい人を失った傷みは完全に埋まりはしない。たぶん、20年たっても、30年たっても、おそらく死が一切を抱き取ってくれるそのときまで、私の胸もまたうずくのだろう。同じようにして、幾千幾万の女たちが、あるいは鰥夫となった男たちが、夜に昼に涙を流すのだろう。そうなった理由が災害であれ自死であれ、不慮の死がもたらすするどい切断の傷み、死を看取ることすら許されなかった傷みというのは長く長く残る。いま逼迫した状況にいる東日本大震災の被災者の方の窮状を和らげることとは別に、この国にはそのようにつらい思いをしている人たちがいろいろにいるということは、もっといわれていいと思う。

いつもいつも泣いているわけではないけれど、涙しない日はない、そんな私たちの傷みとは関わりなく、神戸の街にいつか見た花が今年もまた咲いている。

OSC神戸、ウィキメディア、そしてSahanaのこと

関西ウィキメディアユーザ会ができたのはそもそも昨年のOSC神戸がきっかけでした。それから13ヶ月。また、神戸の街にぼくらはもどってきます。明日、神戸産業振興センター*1です。詳しくはこちらから。

OSC Kansai@Kobe 2011
http://www.ospn.jp/osc2011-kobe/

昨年は、ブース展示のみでしたが、今年はセミナーもやります。セミナーといっていますがいつもの関西ウィキメディア勉強会の出張版、つまりはアンカンファレンスなので、会場と時間の制約が許す限り、なんでもありです(つまりカルボナーラつくったりはだめということ)。飛び入り歓迎です。ウィキメディアについて熱く語りたい方、どうぞいらしてください。

さて、わたしはひょうごんテック世話人でもあり、その縁で Sahana というプロジェクトにも参加しているのですが、その活動について語るには時間がない。というわけで Sahana と現在の日本での展開についてはけさの日経新聞に記事がでましたので、そちらをご覧ください。ただしネットでの記事閲覧は会員のみらしいです。

http://www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C889DE0E4E5E4E1EAEBE2E3E6E2E6E0E2E3E38698E0E2E2E2;da=96958A88889DE2E0E2E5EAE5E5E2E3E7E3E0E0E2E2EBE2E2E2E2E2E2

ひょうごんテックでは昨年から Sahana Japan Team という形で Sahana の日本語化に取り組んでいたのですが、今回の地震をきっかけに、日本IBMもこの日本向けL10Nに参加してくれています。現在の http://sahana.jpIBM クラウドホスティングされています。

明日のOSC神戸では Sahana についてのセミナーもあります。ひょうごんテックの村尾さんと野方さんが話します。ひょうごんテックでもブースをだしてます。ぜひお越しください。OSC神戸でお会いしましょう

*1:初稿で名称を誤記しておりました。お詫びして訂正します。

「SAHANA(サハナ)」立ち上げの準備をしています

さてSahanaについてですが、ひょうごんテックのウェブサイトより。

 現在ひょうごんテックでは、Sahana日本語化プロジェクト(http://sahana.php-web.net/)を中心に、東日本大震災の被災地の支援に役立ててもらえるよう、「災害時情報共有システムSahana(サハナ)」の立ち上げの準備をしています。このプロジェクトでは、全国のボランティアがオンライン
http://groups.google.com/group/sahana-jp)で協力しながら、基礎データの組み込みや、システム・マニュアル等の日本語化に取り組んでいます。

(略)

 Sahanaは、災害時における、被災状況、行方不明者、避難所、救援物資、活動団体やボランティアなどの情報を地図と連動させて集約し、管理・共有するために作られたWebベースの災害時情報共有システムで、ハイチ地震等で活用された実績があります。また、私たちが日本語化等のカスタマイズを自由に行うことができるオープンソースソフトウェアとして、最初ボランティアによって開発され、現在は、Sahanaソフトウェア財団(http://sahanafoundation.org/)を軸に、開発・サポートが行われています。

「SAHANA(サハナ)」立ち上げの準備をしています | ひょうごんテック

ご関心をお持ちになった方、とりわけSahana日本語化プロジェクト (Sahana Japan Team)によるSahanaの立ち上げに協力してくださる方、あるいはこのSahanaを利用したいと考えておられる方、まずはhttp://tcc117.org/hyogontech/archives/195.htmlより上掲記事全文をどうぞご一読ください。

近況

3月11日に発生した東日本大震災で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

わたくしは関西の自宅にいたこともあり、息災でおります。以下近況を箇条書き。

ひょうごんテック世話人&Sahana日本語化プロジェクト (Sahana Japan Team)の一員として、おもにチーム内のコミュニケーションのお手伝いをしています。

Sahanaというのはスリランカ他で活動する Sahana Software Foundation が開発するオープンソースの災害時情報共有システムです。この話はまたあとで。

関西ウィキメディアユーザ会の一員として引き続き活動しております。

ユーザ会のウィキをおいてくださっているサーバが計画停電の余波で停止したりしなかったり。なので国内でホスティングしてくださるところを緩募しつつ、緊急避難先として申し出てくださった各所との調整に当たっております。そのほか従前の活動も淡々と続けています。明日はウィキメディアOTRS翻訳会、26日は関西ウィキメディア勉強会を開催の予定です。それぞれhttp://kansai.wikimedia.jp トップページでご案内しています。

OSC神戸の準備もしています。

上に書いたことと一部重なりますが、OSC Kansai@Kobe出展者として、また実行委員としてかかわっています。こちらは4月16日開催予定です。セミナーの事前登録も始まっています。ひょうごんテック・関西ウィキメディアユーザ会ともセミナーおよびブース展示を行います。神戸でお会いできれば幸いです。

要するに

 貧乏暇なしということでひとつ。

當山日出夫「ウィキペディアから見えるアートの世界」

さて、関西ウィキメディアユーザ会でもWP10イベントを行いましたが、そのときご講演をお願いした當山先生によるウィキペディア*1に関する記事がアートとデジタル技術の連関を扱うウェブマガジン『Art Meets Technology』に出ました。関西ウィキメディアユーザ会についても言及があります。

當山日出夫「ウィキペディアから見えるアートの世界」『Art Meets Technology』