Sogenannt das &aml;lteste Systemprogram

ひとつの倫理学(を)。

ファクシミリ版が手元にないが、記憶では手稿は小文字で始まっており、プンクトがすぐ来る(eine Ethik.)、そしてタイトルはない。だからあの前はおそらくすでに何か文章があるのだ、とも考えられるが、そうでない可能性も充分にある*1。残されたものがそれなりにまとまっているので(倫理学:国家−自然学−宗教、「新しい神話」、哲学の完成)、さしあたり失われたものを考えることが不可欠であるわけではないし、また憶測を元に論ずるのは危険だが、気になるところではある。あるいは始原における詩と哲学が論じられていたか、それとも「現在の悲惨と不足」が語られていたものか。論理学への言及がないこと、宗教と教会への言及が薄いのも機になるところ。以下本稿への言及は略号 aeSp をもって行う。

とにかく我々の出発点はここだ:「ひとつの倫理学」eine Ethik.

s. auch http://d.hatena.ne.jp/Britty/20040627#p4

*1:Iさん@C大ご教示感謝。