教えてえらい人

有斐閣Sブックスの『法思想史』を読んでいます。

1. 法実証主義ってなんなのか、いまいちよくわからない。
2. S89ff.のヴォルフ*1はCh.ヴォルフなんですね。完全性の実現が幸福と結びついていて、そのあとにカントが幸福主義批判を展開することからすると、たぶんそうなんだけど。。*2。生没年が一致する*3ので、たぶん哲学者のヴォルフであってるのだろうとおもうが、頼むからフルネームを書こう＞筆者の先生方
3. サヴィニーの理論的背景がいまいちわからないですけど、いい参考書はありますか。
   1. ドイツロマン主義叢書2・国書刊行会所収の誰かの論文―ルカーチかな？−では、わりと無批判にゲーレスあたりの後期ロマン主義、つーかいわゆるシェ（省略）主義と接続しているように書いてあった気もしないではないのですが。しかしVolkという概念は少なくともしぇの人にはなかったように思います。Zeitgeistはすでに1802年の講義で出てくるんだけどもももの花。
4. 法制史についても最低限の知識がないと、何が問題なのか本当にはわからないような気がします。もしそうなら参考書を教えてください。

これを読む前に、岩波新書の『法とは何か』なる本を読み、いろいろと勉強にはなったのですが、国家有機体論の何がいけないのか（その本の著者はあまり肯定的な立場ではないように思いました）、私が理解できていないところに、本のいわんとするところを読み解いていない惧れをそこはかとなく感じる今日この頃。

*1:1679-1754

*2:いいのか自分、こんなことで。

*3:Wikipediaで調べました。