ハーバード大フォッグ美術館&MIT博物館

夕方からFoggへ。土曜日の午前中は無料だそうで、しまったな、と思う。閉館まで1時間なので駆け足。ボッティチェリの『悲しみの人』(キリスト像)などみる。セザンヌの習作があって、色面をどう配置していくのかわかっておもしろい。教育・研究目的の美術館ならではかと思う。

夜はコンヴェンションのパーティでMIT博物館。技術系の展示がほとんどなのだけれど、ティンゲリーのまとまったコレクションがあって非常に嬉しい。1998年から2003年のものまで。おもに90年代*1。MITは美術研究でも有名なんだよな。ということを思い出す。

オランダからきているコンヴェンション出席者*2に「どう、楽しんでる?」ときかれ、「とっても。ティンゲリーの素敵なコレクションがあって、個人的にもとても充実した夜だったわ」と答えると、彼は興奮して「きみ、ティンゲリーを知ってるの?」。おおお。仲間だ仲間だ。20年前、MoMAのオープニングでティンゲリーがやったインスタレーション*3の思い出をとうとうと語ってくれた。子どものときで何もわからなかったが、鮮烈な印象を受けたそうだ。うんうん。

*1:さすがに大きいものはなかったが。

*2:Erik Zachte.

*3:20分かけて壊れる機械。