Kiva の返金システムが変わった。

8/31 の早朝(日本時間)から kiva.org の返金システムが変更になった。いままで借り手が完済してからだった貸し手への返済が、借り手の月々の返済後ただちに貸し手のポートフォリオに反映されるようになった。

Kiva はこの日記でも何度か紹介しているが米カリフォルニアのNPO団体で、マイクロクレジットの仲介団体である。各国にあるマイクロクレジット団体と提携していて、ウェブサイトで随時貸し手を募っている。ユーザは25米ドル単位で、自分が選んだ事業者に Kiva および現地団体を通じて貸し出す。貸し手となるユーザは支払い・返金は PayPal を通すのでクレジットカードが必要。借り手は個人だったり数人のグループだったりする。借入額は1000米ドル前後で、あちらは数ヶ月間で月々返済する。統計を取ったわけではないが、借り手は中南米・アフリカ・南アジア・東南アジアに多い。ただ、提携する現地団体の見直しは随時行われているようで、アクセスするたびに、新しく kiva で募集をはじめた団体や地域を目にする。

土曜日、この返済方法変更のお知らせがメールで来た直後、数ヶ月分の返済が数人分まとまって行われた。1回2ドルくらいの返済額でも、まとめればそれなりの額になる。それで、そのまま他の借り手に貸し出したのだが、同じ事を考えた人は多かったらしい、日曜日の午後にサイトを覗いて見ると、「アクセス数が急激に伸びた(spike)ため、ただいま募集中の案件はありません。コーディネーターがもうすぐ新規案件をご案内しますのでしばらくお待ちください」と掲示が出ていた。まあなんというかめでたい。

その日の夕方には新しい案件が三つ四つ公示されていた。いまも http://kiva.org では、新しい案件の募集がかかっている。

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