昼寝するぶた同窓会オフ

ばうちんさんのブログ「ばうちんのゆっくり日記」から転載。

昼寝するぶた」の開設者 【ゆーじ氏】が昨年10/17にお亡くなりになりました。

1周忌みたいな感じにはなりますが、同窓会オフという名の関東オフを開催します。
もちろん、オフ会が初めてという方も大歓迎です。
懐かしの皆さんも、最近昼ぶたを見られた方も、たくさんの皆さんで集まれたら嬉しいです。

http://bautin280blog.livedoor.biz/archives/51228132.html

昼寝するぶた」、通称昼ぶたは老舗の「エホバの証人」元2世サイトで、管理人「ゆーじ」さんこと大下勇治さんの体験談やエッセーを中心とするサイトだった。ゆーじさんの書いたものは書籍にもなっている。

昼寝するぶた―ものみの塔を検証する!

昼寝するぶた―ものみの塔を検証する!

いくつかの掲示板とともに、ここの掲示板もまたエホバの証人をやめた、あるいはやめかけている、あるいは、というわけではなくて今でも信者なんだけど書き込みはしている、そういう、「たまたまエホバの証人である親をもってしまった」という微妙な来歴の人たちを中心に、あるいは「一世」といわれる自分で入信した人や家族が入信した人、入信仕掛けている人、つまりはエホバの証人であることあったことに何とか折り合いを付けようとしている人々が集まるコミュニティのひとつだった。

私の両親はともにエホバの証人(以下JW)である。母が最初に入信して、数年後に父が入信した。物心ついたときには母はいわゆる「研究」と呼ばれる教理の個人指導を受けていたので、ほぼ「物心付いたら親がJWだった」といって過言ではない。わたしのほうは中学校に入ったあたりで集会と呼ばれる礼拝とも読書会とも付かないものには出なくなり、しかし教理を完全に否定できるようになるまでにはさらに10年以上を要した。カルトとか新宗教とかから離脱するということは、それほど微妙なものなのである*1。昼ぶたと出合ったときには、私はもう教会に通いはじめており、自覚的にJWを棄てたあとだったので教理の批判などには目新しいものを感じなかった。一方でJW的価値観からの離脱ということを反省するにはちょうどよい時期に昼ぶたと出合ったのかなと思っている。

昼ぶたに関しては、私はずっとROMだった……と思うのだが、もしかしたら掲示板に書き込みもしていたかもしれない。グリーフケアの重要な要素に、自分語りをすること、他人の自分語りを聴くことというのがあって、「昼寝するぶた」にあったゆーじさんの体験談や掲示板にある色々な人の書き込みを読むことも、わたしにとっては自分の物語の再構成の一部として必要だった。その機会と場を与えてくださったゆーじさんに、改めて感謝したい。

ゆーじさんの魂の安息をお祈りする。

さて、その「昼ぶた」同窓会オフの詳細。

開催日時: 2008年10月12日 (日)

主幹事: としきさん

としきさんからのお知らせ

 【昼寝するぶた同窓会オフ】
1.日時:2008年10月12日(日)
 (1)1次会:(お茶)15時〜
 (2)2次会:(居酒屋)18時〜
 (3)3次会:(カラオケ)24時〜(オールナイト)

2.場所:山手線沿線

詳しい集合場所、時間につきましては参加者に別途お知らせ致します。
参加希望者はとしき宛てにメール下さい。

申し訳ありませんが返信の際は、必ずご自分の名前(HN)を記載して返信して下さい。
また、仕事の都合で返事が多少遅れることがありますがご了承下さい。

なお、締め切りは9月30日とさせて下さい。
仕事の都合などで、参加できるか参加できないか分からない方も、その旨明記の上申し込んで頂いて結構です。
皆さんからのご参加をお待ちしております。

toshiki@apost.plala.or.jp

http://bautin280blog.livedoor.biz/archives/51228132.html

*1:私の場合、決定的だったのはエホバの証人新約聖書を改竄して恣意的な単語の置き換えをしていることをギリシア語校訂本文との対照から知ったことである。逆に、相当数の人にとって大きなきっかけとなったらしい「ハルマゲドン予測」の改訂問題は、私にはさほど響かなかった。パラダイムの変革というのはかくも難しい。