冬のスープ
Wintersuppe.
材料 2人分
- 玉葱 3、4つ
- じゃがいも 4つ*1
- セロリ 1本
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A:****
- 塩 適量
- スープパスタ 適量
ミュンヘンで下宿していた*3ときに大家さんから教わったドイツの家庭料理です。ノルトライン=ヴェストファーレンのご出身だったかと思います*4。ドイツには卓上で茹でじゃがいもの皮をむく二股の専用フォークがあって、これをつかうとみごとにくるんと皮が剥けるのですが、普通にフォークでつついても剥くことができます。皮を剥かないでゆでたほうが、味が逃げませんし、なにより手間がかかりません。
ドイツだとブーケガルニは――要するにくず野菜の束ですから――安価にスーパーで売ってますが、日本だとあまり見ませんね。自分で作るしかないのかな。少し手間がかかりますが、最初に糸できっちり縛っておくほうがあとで棄てるときに楽が出来ます。または、セロリとローリエは初めからいれて、パセリはあとから乾燥のものを振り掛けるのを選ぶとか。煮込むのと味が少し違ってしまいますが、生のパセリが手に入りにくい場合には許容できるアレンジかと思います。
わたしはいつも大目に作って、何日か煮返しながらいただきます。毎日同じだと飽きがくるのでスープの具にする野菜を少しずつ足し引きしながらたのしんでいます。具は上に挙げたほかに蕪・きのこ・にんじん*5なんかが合います。口に入る大きさを揃えて切ると食べやすくて上品な口当たりになります。下宿の大家さんは、上のレシピにアレンジを加え、スープが沸騰したところで鶏肉をいれ、鶏のおいしいだしをとるとともに鶏肉をメインの料理としてサーヴしていました*6。こちらもおいしいですよ。