よく行く居酒屋リストを見直しました。みなさんもそうなさったほうがいいですよ。

昨日でひととおり23日にやるプレゼンの準備がすみ、ほっこりしながらはてなブックマークの[あとでよむ]を消化中の朝。この時期はうかつなものを見ると心が折れそうになるので避けて通るのですが、どうしてもこれは避けられずに中を見てしまった。

全国チェーンの日本料理店「日本海庄や」の店員、吹上元康さん(当時24)が急死したのは過酷な残業が原因だとして、京都市に住む両親が東証1部上場の経営会社「大庄」(東京)に約1億円の賠償を求める訴訟を来週にも京都地裁に起こす。両親は「月80時間」の時間外労働をこなさなければ給与から不足分の賃金が差し引かれる制度によって過労死に追いやられたと主張している。

http://www.asahi.com/national/update/1218/OSK200812180095.html

ご両親によると、吹上さんは昨年4月大卒で入社(記事のあとのほうに「一般職」とあるから正社員?)、8月に死亡した。「亡くなるまで4カ月間の時間外労働は月平均98時間余りで「2カ月以上にわたって月平均80時間以上」という厚生労働省の「過労死ライン」を超えていた。大津労働基準監督署は今月9日、その死を労災と認める決定をした」(上掲記事)。

両親側によると、大庄の担当者が作成したとされる「給与体系一覧表」……一般職の最低支給額についてのみ、1行のただし書きがあり、「時間外(労働が)80時間に満たない場合、不足分を控除するため、本来の最低支給額は12万3200円」とされていた。吹上さんはこの給与体系を入社3週間後の新入社員研修で初めて知らされたという。両親は「事前に説明を受ければ入社せず、過労死することもなかった」と語る。

http://www.asahi.com/national/update/1218/OSK200812180095.html

いたましい話。亡夫は過労死とはちと違うけれど、休職して療養できなかったことが寿命を縮めたとわたしは思っていて、だから他人事とも思われない。

「大庄」の経営するチェーン一覧をみて、年末に入っている飲み会が、そのどれをも会場にしていないことを確認し、安堵した。わたしはそもそもあまり自分からは飲みにはいかないのだが、夕方以降にそれなりな人数を集めて会合をやるのに、居酒屋というのはやはり便利である。なのでまったく無縁であるわけにはいかなくて、このなかで「やるき茶屋」は梅田駅の近くで割といつもすぐに座れるので便利に使っていた。*1西梅田のときどき人に連れられていった居酒屋が庄やであったことを確認した。とてもいやな気分になった。もう行かない。もう行かない。こういう論外な労使慣行をもつ企業は市場から撤退すべきだと思うんだ。

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*1:別のチェーンと勘違いしていました。関西には「やるき茶屋」はないのですね。