速読法を一週間続けてみた

これまでのお話:

なんでも三日坊主になるわたくしですが、id:kousuke-iさんご推奨の英語速読法(知らないと損する英語の速読方法(1) - 一法律学徒の英語と読書な日々)を始めて一週間になりました。めでたい。というわけで、これは記念エントリなのであります。いや、Gmail の未読がまだ消化し切れていないので、そこへ応用というだけで、特別に勉強時間を増やしたりはしていません。なお、未読は主にメーリングリストやニュースレターの類で、個人宛にいただいたメールや Subject: から緊急性が高いと推測したものはその日のうちに眼を通しております。いただいたメールはしみじみとうれしく拝読しておりますが、ほとんどお返事できず、申し訳ありません。

具体的に何をやっているかといえば、前回書いたように「指を使って読む」(ただし鰤亭流では使用済みの割り箸半膳)。これのみ。読むところを割り箸でポインティングしながら読んでいきます。戻り読みを防ぐためだそうです。kousuke-iさんがその次の段階として紹介されている、2分を2回だとかそういう時間がかかってむずかしそうなのはやっていません。

なおメールだけでなく、他の英語ウェブサイトもこの方法で読むようにしています。

そうして1週間目が満了した、ということに先ほど気がつきましたので、また読む速度を計ってみました。今回はKwaidanからThe Story Of Mimi-Nashi-Hoichiを用います。テストですので割り箸は今回は持ちません。前回計測に使った H. G. Wells よりは語句が平易なので少しは速度が上がるかな、と思ったのですが、結果は1分あたり441語。前回、1週間前、1月10日に初めて H. G. Wells で計ったときには1分あたり297単語でした。なんか計算を間違ったかなと思いましたが、もう一度やってみて確かにそうでました。なんかこれむっちゃ速くなってね? いやあうち嬉しいわ。

読んでいるときに感じた変化としては、目が途中で戻ることなく滑らかに右へ右へ進んでいく感覚をもったこと、いちどに目が捉える語が5から7単語とやや増えたこと、subvocalizing といわれる、頭の中で音を再生する現象がやや起りづらくなったことなどがありました。1.6倍の速度向上ってのは、やはりテキストの難易度だけではなく、速読が身につきはじめているのかなあと思います。これは他にお勧めされている練習法も試したくなってきたぞ。

ところでわたくし、はてなブックマークの未読も大量に抱えているのですが(なるべく週末に減らすようにしていますが、このままだと来週末には300を越えそうだ……)、もうおそらく読まないものに見切りをつけると同時に、これも速読法のやり方で読んでみてはどうかと、はたと気がつきました。自分で「英語でやる訓練を日本語でもやってみろ」と以前に云っておいて、なんともうかつなものです。というわけで、今週は割り箸もってはてブの「あとでよむ」を消化するつーのを自分の ToDo には入れておきます……