オフ会のひらき方

非公式なグループがさっと集まって話し合いができる場所が豊富にあるというのは、活発なイノベーションを促す重要な社会的資本だろう。

社会的資本としてのカフェ - elm200 の日記

同感です。そして東京だけでなくそういう場所は大阪でも神戸でも少ないように感じます。喫茶店はありますが、いちどに15人くらいがどかっと入って、しかも全員が会話に参加できるように座るようにはたいてい出来ていない。公共の会議室はあっても、これはこれで予約が一ヶ月前から必要で、「さっと」集まって使うには向かない。

話は戻りますが

インターネット接続可能な無線 LAN を無料で提供している店が多い。飲み物も食事も実にうまく、何時間いても何も言われない。

社会的資本としてのカフェ - elm200 の日記

id:elm200さんがおっしゃるのはベトナムの場合ですが、ロンドンのパブもそんな感じでした。そして居酒屋と違うのは、1)パブの勘定は基本オーダーと同時に決済される、そしてオーダーはカウンターでのみ可能、なので一人当たり会費というような概念がそもそも必要ない。2)パブの中には朝から開いていて、「酒がのめるご飯どころ」という感じのところも多い。いやアフタヌーンティーメニューを提供しているパブというのもあるんですよ。全体に酒を飲めという圧力があんまりかかってない。そしてロンドンに限らずヨーロッパの飲み屋というのは、料理も一緒に頼まないといけない圧力があまり感じられない。ビールいっぱいでのんびり過ごす人が沢山いる。

ロンドンでのウィキメディア月例オフ会に二回ほど参加したのですが、13時から18時すぎまで、来たいときに来て帰りたいときに帰る、酒は飲みたければ飲む(とはいえそこの店はドリンク付日曜ランチセットを提供しているので、結構飲んでいる人は多いのですが)、そして無線LANについてはすでに書きましたが、電源も複数あって、長時間いても困らない。なお予約はとくにしていないようです。理想的なオフ会環境であるように思いました。ちなみに場所は High Holborn、地下鉄でもバスでもいける都心の一角です。

もっとも予約なしというのは欠点でもあって、初回にいったときには「いつものテーブル」が先客に取られていて、合流するのにしばし要しました。何事にも欠点はあります。とはいえドリンク1杯数百円で気軽に参加できるオフ会はいいなと思いました。