ご報告:「ウィキペディアの歩き方」
やや旧聞に属しますが、6月5日に三宮で行いました「ウィキペディアの歩き方」はおかげさまで無事終わりました。ご出席された方からのご指摘やご質問は、わたくしども関西ウィキメディアユーザ会(WiKansai)のメンバーにとっても、自分たちのプロジェクトを新鮮な目で見直す機会となりました。改めて御礼申し上げます。詳細はWiKansaiのウェブサイトをご覧ください。
「ウィキペディア以外のウィキメディア・プロジェクト」に関して複数の方からご質問をいただいたことに、個人的には最も感銘を受けました。ウィキメディア財団は複数のウィキを用いたプロジェクトを運営しています。ウィキペディアだけでなく辞書のウィクショナリー、メディア(画像や音声)リポジトリのウィキメディア・コモンズ、引用句集のウィキクォート、いろいろなプロジェクトがあり、ウィキペディアと同じように誰でも参加できます*1。日本語のコンテンツはまだ少ない*2のですが、それぞれ大きな必要性と、可能性がある、わたしたちウィキメディアンはそう考えています。「人類の知識のすべて」を収めるには、百科事典だけでは足りないのだから。
わたくし個人のウィキメディアンとしての活動の中心は、そのなかで、各ウィキの協働と調整の場であるメタ・ウィキメディアとフリー引用句集ウィキクォート、とりわけ日本語版と英語版にあります。現状は、と問われれば「参加者が多く、コンテンツが少ない。もっと人が増えてくることに期待したい、参加したいと思う方が増える場にしたいと考えている」とお答えしつつ、いまそこにいる自分達の地道な活動をまずその一歩にせよ、そう御叱咤をいただいたような気も個人的にはいたしました。
ウィキクォートは先月6月27日に8周年を迎えました。お姉さんプロジェクトのウィキペディアにはまだ遠く及びませんが、あせらず弛まず、続けていきたいと思います。今後ともウィキペディアをはじめウィキメディア・プロジェクトへのご支援をお願いいたします。