教えてはてなダイアリー
- on-line e-text なルター訳聖書。http:/www.gutenberg.de はしょっちゅうサーバ落ちてるので違うところの情報もあると嬉しいです(他力本願)。
- URLがだらだら続いてうるさいのだが、これをテキストの背後に隠すやり方は無いんだろうか。(solved. thx)
- blogだから仕方ないとはいえ、フォームの大きさがちと小さい。エディタで書いて転写するほうが効率的か?(solved. thx)
- それはそうとフォントも小さくしたいんだが、CSS の記法をすっかり忘れてるよ。だめぽ。
- 画像の登録はできたが思う場所に入らない。そういうものなの? 見出しの「教えてはてなダイアリー」がキーワードにならないのも謎。(solved. thx)
さて、ひびき (Hall) あるいはかたり (Sprach) によって、ひとつの姿(Gestalt)は他の姿のうちへ描き入れられる。(SR1.4)
ルール:
- かたり
- Sprache
- ことば
- Wort
南原訳は区別していないが、Wort はヨハネ伝のロゴスの訳語に当たっているからキリスト論と直結する。少し慎重にわけていく必要あり。てかタイトル『「ひびき」と「かたり」』で出してるしな(w
- ひびき:テクストをチェック。Hall しかないはず。七つの質がらみと音楽がらみをチェックすればいいんだが。こういうとき e-text は便利。国際B協会で早くやってくれないかな。SR3,7,11-13あたりをおさらい。
- "Ich soll sein Inst. u. Saitenspiel seines ausgesprochenen Wortes und Halles sein;" "in dem herrlichen zugerichtteten Inst. GOttes" SR12.13 ひびきとことばの場としての楽器。というより「語られたことば」はBhm的にはひびきを離れてはありえないのか。vgl. Seelesbg.
- いや「ひびき」自体が形而上学的?術語なんだな。シェリングの「重力」概念みたいなもんで。もっとも靴屋は形而上学者ではないが。
- Gelassenheit. 南原訳では「ゆだねきる」SR12.14「静寂」SR12.20 などなど。人が沈黙するとき神の語りだしが聞こえるってか。
- ひびきとかたり H. oder Spr, SR1.4, 1.16. H, Stimme und Spr, SR1.16. 直感的な分かりやすさがある。
- ひびき2 と思ったら 12.12 に Schall. 南原訳では落とす。神的な Hall のらっぱ(Posaune)の Schall; koerperlich?
- ことば
エレメントの訳語を忘れてる。境位か。しかしここでは使えんな。
自然哲学がらみはごたごたするからメルクリウスの媒介性だけ云えばいいか。
-
- あらゆる被造物は「語られたことば」であるが、人間はその中でも「神の像」(=キリスト・ことば)に「象られたもの」として神と他の被造物を媒介する位置にある:被造物の頂点としての人間 (vgl. SR12.13 usw.)
- 七つの質の階梯における「ことば」/メルクリウスから「ひびき」への移り行き
- 7つの姿 Gestalt SR4.4-12
- SR9.9-24 の sieben Gestalten は惑星版。メルクリウスは第六の姿。「第六の姿はメルクリウス、すなわち生、また愛と不安のうちなる決定あるいは形成するもの。」(SR9.18)
- SR4.16-17, SR4.19「天のM、すなわち永遠のことばのうちに」
- SR7.14 M. u. Qual.
- SR8.57 (天のM)=内のM/外のM
内なるメルクリウスによって、神のことば、あるいは神的なひびき−底なしの永遠の開示(啓示)としての−を(私は)理解し、外なるメルクリウスによって、自然の役人(Amtmann)−道具としての−を理解する。(この道具を)内なる、生ける、力あることばは、あるいは神的なひびきは用いる(fuhret)のである。(SR8.56)
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- なお SR14.12 では「四人の役人とは四つのエレメント(元素・境位)であって」。役人より管理者のほうがいいかな。
神の歓びの楽器: 道具とやりたい気もするんだが またはうんと開いて「喜ばしき戯れの遊具」。
音楽がらみおさらい。南原「用語解説・索引」「言葉は論理的であるよりまず音楽,神の息吹と人(楽器)とのたわむれ」cxxiii. たしかに構造体として考えてはいない感じ。ここで共同主観性とかいうのはやばげなのでよしておく。
- 音楽
- 弦(Saite, たいてい複数 Saiten)SR12.13 meinen Mit-Saiten SR12.14 南原訳は「わたしの仲間の弦」
- リュート(Laute) 一番使用数多いかも。初出は SR1.5. 南原訳では SR1のこの後の Instrument がことごとく「リュート」になっている。ううむ。
- らっぱ(e Posaune < buisine)
- トルコ置き土産か十字軍土産か忘れた。来歴: http://www.geocities.com/Vienna/1452/history.html
- 今様のポザウネ、あるいはトランペット。
- ルター訳の詩篇か黙示録を当たりたいところ。
- SR12.14 seine Posaune.
- 声(e Stimme)
- SR12.12 なおここでも「青々/緑なす」,
- SR12.14「ゆえに私はあえていおう、彼における私の放下において、私は、彼のらっぱまた、彼の楽器の、彼の神的なひびきの声である」南原訳はやはりこなれていて流麗。放下ってのはいやなので宿題。元は仏教用語だっけ。
- オルガン(der Orgel)
- 楽器(das Instrument)
- SR1.5-9, SR2.21, SR12.[13-14],16, SR15.45/50 SR16.3
- 被造物はみな楽器 SR16.17 (悉皆仏性てか)。
- 「よろこびの楽器」対「火の楽器」SR16.14(=悪魔の楽器); SR16.13-14 は『ブルーノ』あたりの「それ自体において不完全なものは神の完全性を損なわない」と近い。Bはスピノザは知らんだろうし、どこ由来だろう。
- 「悪い楽器」das ... bose Instrument. SR1.11. 付き合う奴は選べってか。
- 「優れた楽器」das Ober-Instrument. SR1.12. 南原訳は「力ある楽器」。まあ楽器自体の優劣というのはありますな。ベーゼンドルファーでメンデルスゾーン弾いたことがあるけど、やはりよかった。
- 和声、調和、ハーモニー(Harmonie) 神の SR16.13
合唱もどっかにあった気がしてきた。
なお SR12.14 には放下(Gelassenheit). タウラーやエックハルトとの影響も気になるところだが今回はおいとく。