おいしいベトナムコーヒー

    * Kordian Kassner Naidrok, Coffe

追記:写真の配置がうまくいかんので、エントリの順番をいれかえています。初出時は「ウェブカレ有料化」がこの日の最初のエントリ、次がこのエントリでした。

東京滞在中にベトナムレストランでご飯を食べ、ベトナム式のコーヒーが気に入りました。フランス風の豆を深く炒ったコーヒーをやや粗めに挽いたのを、卓上用ドリッパーを使って淹れ(右図)*1、練乳と混ぜていただくというもの*2。練乳はあらかじめカップにいれておく。カップの上に小さな金属製のドリッパーを仕掛ける趣向も面白い。

家でも飲んでみたいものだ、だがあのドリッパーはどこで手にいれるのだろうというようなことを漏らしたところ、親切な方がドリッパーとベトナムコーヒー一袋を送ってくださいました。というわけで練乳を買ってきて朝から愉しんでおります。コーヒーはベトナムチュングエン社というところのもの(ネット通販あり)。コーヒーは欧米資本の寡占と、生産者価格と消費者価格の間の大きな乖離で知られる商品で、こういう原産国の小さいメーカーを使うというところに志を感じた。いやまあ、単にこちらの味のほうが好きなのですよずっと安いですしね、とその人はいうだろうけども*3ベトナムではコーヒーのローストにバターを用いるそうで(参考)、封を切ると独特な甘い香りがしました。こういうちょっとよいものが身近にあるというのは幸せな気分がします。

ベトナム式のドリッパーは昔フランスで使われていた型なのだそうです。私ははじめドリッパーのセッティングを間違えて、中蓋の上に粉をいれて膨らませていました……。このドリッパーにはネジ止めの中蓋が付いていて粉はその下にいれるのです。中蓋も金属製。というわけで粉がきちんとふくらんだかどうか外からはわからない。淹れ方としては難易度はやや高めなのではないだろうか。ていうか私は外から見えている場合でもコーヒーの粉をうまくふくらませるのが苦手なのです。というわけで、しばらく修行の日々が続きそうです。。

一日一チベットリンク日経「中国、ダライ・ラマ特使と会談開始 五輪後初めて」10月31日。続報はまだなし。

*1:写真:Kordian Kassner Naidrok, Ho Chi Minh Cityで撮影, 2002, CC-BY-SA-2.5. http://commons.wikimedia.org/wiki/Image:Coffee_saigon01.jpg より入手。

*2:ブラックで飲む場合もある。ベトナム語ではブラックを「濃いコーヒー」、練乳入りを「甘いコーヒー」と呼ぶそうだ。

*3:パッケージからすると現地で買ったもののようであった。