限りなく透明に近いバラード

ただいまのマイブーム、David Bisbal, Soldado de Papel.

http://www.dailymotion.com/video/xwtfd_soldado-de-papel-david-bisbal で見つけて、こちらには歌詞があるのでちょっとお得。iTunes shop は歌詞をくれないのがちょっとね……。カウントをするには iTunes って便利なのですが、語学教材として使うので、歌詞がないのでは、さきざき困るのです。

英語耳 発音ができるとリスニングができる(CD付き)

英語耳 発音ができるとリスニングができる(CD付き)

実はこれ、大ベストセラー『英語耳』*1をやった方ならおなじみのメソッド「英語の歌を300回聴く」のスペイン語版です。昨日からはじめました。歌で言語を覚えるというのはデメリットもあるのですがそれを上回るメリットがあると思います。デメリットというのは、私の考えるところ

  1. 歌のメロディ固有のアーティキュレーションに制約され、必ずしもその言語の自然なアクセントやイントネーションを反映しないことがある。
  2. 楽曲部分と音声が被さるため、細かい部分の聴取はときに難しく、おろそかになりやすい。
  3. 初学者にとっては難しい言い回しなどが入り込んでいることがある。実際の発話にそう簡単には援用できない。

などですが、しかしその一方で、次のようなメリットがあります。

  1. 短い(普通の曲はせいぜい5分くらいまで、しかも間奏やら前奏やらもあるので音声部分はもっと短い)
  2. 感情に訴える(曲のもっている雰囲気+詞がわかってくると詞の内容)
  3. 音楽がついている分、刺激と変化に富む

短く、また情動に訴えるので、飽きが来にくく、また記憶にとどまりやすくなります(そういうものが記憶にとどまりやすい、ということについては別のエントリで書きたいと思います)。そうして曲が付いている、これが何度も繰り返し聴くうえでの勘所だと思います。これが同じ詞を(意味がわからない状態から)朗読か何かで曲なしに何度も聞くということだと、ちょっと難行苦行に過ぎるなあとわたくしなどは思うのです。300回同じ曲を聴くこのメソッドについては『英語耳』の松澤さんのサイト「英語・発音・語彙/英語耳」でパロッツ・ロウ(鸚鵡の法則)として詳しく説明されています。私は本を買っちゃいましたが(CDがほしかったので)、もともとサイトのコンテンツをまとめて本になさったそうで、ウェブサイトも大変充実しています。

昔は英語以外の音声教材を手に入れるのは大変で、ドイツ語などは大学やあるいはゲーテ・インスティテュートの図書館から語学教材を借りたり人によっては短波ラジオでドイツ語放送をきいたりしたそうですが、いまはインターネットのおかげでだいぶん便利になりました。まことに技術の進歩というのはありがたいものです。

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タイトルは最近これもマイブームになりつつあるホッテントリメーカー。いやあこれもほんと技術の進歩ですね。ランダムメーカーのたぐいは私は大好きなのですが、いままでは持っていても鑑賞にとどめ、実際に使ったことはなかったのですよ。でもこれはほんとうに重宝しています。ところでホッテントリメーカーでグロタロン*2を調べてみたところ

  • グロタロンに花束を
  • ドキ!丸ごと! グロタロンだらけの水泳大会
  • グロタロンバカ日誌20

とか出てきたのですが、ええとわたくしは権利を主張しませんので、誰か、書きませんかね。

*1:私も買いました。あの音声教材は結構おすすめです。

*2:どういう連想が働いているのかここではあまり詳述しない。なおモロカンスでやったら「男は度胸、女はモロカンス」という、なにか怪しげなのが出てきた。案外ホッテントリメーカーはランダムシナリオネタメーカーとしても優秀なのかもしれない……