$6M - We've got it!

昨日――日本時間では昨日の朝?*1ウィキメディア財団2008年/2009年会計年度中に集まった寄付額が600万ドルを超えました。日本円にして6億円弱。今期の目標額に達しました――いやあ、その半日前に、「会計年度中(2009年6月30日まで)には全額集まるんじゃないか」という趣旨のことを書いたばかりなんですが。

すごいや。いやまったくすごいや。そうして、目標額に達したあとも、さらに寄付は増え続けています。いやほんとうにすごいや。皆さまありがとうございます。

この数字に各国国別支部*2へ寄せられた寄付が含まれているかは不明です。たぶん含んでいないと思う。だからプロジェクト全体に寄せられた寄付は、あるいはそれ以上ではないかとも予測します。なお国別支部に寄せられた一部の寄付は(財団と契約を結んだ支部の場合)財団に寄付されることになっています。

「鰤端末鉄野菜」の読者の方にも、あるいはご自身のブログで取り上げていただいたり、寄付をいただいたり、メタ・ウィキメディアで準備していた翻訳にご協力くださるなど、さまざまな仕方でご協力をいただきました。ご協力いただいた皆さまにも感謝の気持ちで一杯です。

関わったボランティアのみんなにも、またスタッフにも、キャンペーンの実施に関わったすべての人に感謝したいと思います。一緒に作業したボランティアのなかでは、User:Cbrown1023 こと Casey Brown と、User:Az1586 こと Alex Zariv の二人が翻訳コーディネートの中心になって活躍してくれました。この二人に特に感謝したいと思います。二人ともまだハイスクールに通う中学生です。後生畏るべしとはよういったもので、こうした若い人たちが活躍できる場を整備し広げていくことで、彼らを支援することが年長者の務めなんかなあと改めて思いました。

裏話をすれば、開始直前のピークのときは、いつもどおり、ほとんど不休不眠の作業になりました――わたしたちコーディネート側と翻訳者側の時間帯のずれなんかもあるので、リアルタイムで応答しながら作業するとなると、どうしたってこちらからすると夜中の作業が増えるのです。とはいえ、有給スタッフが増えた分、それは本当にぎりぎり直前の数日だけで済んで、この手の活動で常勤スタッフをおくことの意義を再認識しました。来期は徹夜ゼロになるといいなあ。やっぱ徹夜がデフォルトはよくないと思うんだな。中学生や高校生、あるいは勤め人がボランティアとして参加する活動であればなおさら。

満額回答をいただいてプロジェクトの滑り出しは上々ですが、一年通してみれば、山も谷もあるんだろうとは思います。けれども、せめてこの三が日はゆっくりこの嬉しさを味わいたいかな、と思います。

ほんとうにありがとうございました!

*1:米国東海岸標準時では31日の夜の9時とか。

*2:ドイツ、フランス等いくつかの地域ではウィキメディア・プロジェクト有志によるユーザグループが法人化されている。