ガルシア・マルケスの新作刊行

ただしスペイン語で。翻訳待ち。Twitter経由で知った。いまからしらべてちょっと情報を補充します。

しかし生きていたのかマルケス。いやたいへんに失礼なことを云っている自覚はあるんだが、こんなに驚いたのはレヴィ=ストロースの逝去以来である*1。この驚きをみなさんと分かち合いたいのでとり急ぎエントリを立てました。

mohnoさんへのお返事はもう少しお待ちください。忘れないうちに書きたいとは思っている。

追記

新作といっても小説ではないようだ。いままでの講演を集めて本にしたもの。Columbia Report]の5日付記事によるとスペイン等で10月29日発売、タイトルは Yo no vengo a decir un discurso(『スピーチをするのではありません』("Garcia Marquez to release new book", Columbia Report, 2010-10-07 20:47 +0900 アクセス)。小説ではないのがちょっと残念だが、アイロニカルなタイトルにマルケスの世界観が収録講演でどのように展開されるのか期待を感じさせる。翻訳はいつでるのかなあ。

ところでイランの電子紙 Tehran Times に「コロンビアが隣国ベネズエラと情勢不穏のため、マルケスはメキシコに引っ越した」とあるんですけど、これ他のサイトでみつからない。どういうことなんだろう。タブロイド紙の吹かしですか(失礼)と思う反面、タブロイド紙のネタがマルケスであるような国というのは、こうかなりそそられるのも確かである*2

*1:その前はロブ・グリエが2002年に新作を出したとき。

*2:ウィキペディア英語版によると1979年創業の日刊英字紙でイスラム革命の宣伝が社是らしい。なお発行部数などは記載されていない。